組合長あいさつ
椿泊漁業協同組合は、明治25年4月17日に全国に先駆けて共販制度を創設し、今日まで漁協関係者と共に漁業者の社会的、経済的地位の向上と組合発展にその総力を挙げて努力してまいりました。
当組合の漁場は、県下でも有数の好漁場となっており、魚種は豊富で水揚げ高は県下一となっております。
また、昨年より天然わかめ、本年度より天然ヒジキの取扱いを開始したり、アワビの放流事業に力を入れて、豊かな漁場を生かした漁業にも取り組んでいます。
しかし、我々の漁業や組合を取り巻く諸情勢は急激な社会・経済環境のもとで、水産資源の減少、燃油の高騰、後継者不足、魚価の低迷、輸入水産物の増大などますます厳しくなっています。
当組合といたしましては、このような情勢を踏まえ、水産物の安定供給の役割を果たし、漁業者が豊かになり漁村が繁栄することを願いつつ、資源管理型漁業の推進を行い、組合経営の強化に役職員一同、全力を傾注していく所存です。